以前、「facebookのクエスチョン機能を使ってみました。」というエントリーを作りましたが、「マイナーエリア の フランスワイン」のfacebookページで現在までに4つほどクエスチョンを投稿しています。
- 興味があるワインの生産地にチェックしてください。選択肢に無いものは自由に追加してくださいね。
- あなたが最近飲んだボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュ以外のフランス産ワインの銘柄や生産者を教えてください。
- お尋ねします。あなたにとって「良いワイン」とはどういうワインでしょうか? 複数回答OKです。選択肢に無ければ、追記してくださいね。
- このページをご訪問くださる皆さんは、ワインがお好きな方ばかりだと思いますが、自分自身、どういう飲み手でありたいと思っていらっしゃいますか? 複数選択&選択肢追加可でご回答いただけますよう、お願いいたします。
「興味があるワインの生産地にチェックしてください。選択肢に無いものは自由に追加してくださいね。」の回答状況 |
まだ、サンプル数が十分では無いと感じていますが、ある程度の傾向は見えたように感じており、近い内に分析結果(過程?)をこのブログ上でお知らせしたいと思っています。
アンケートの実施方法は簡単なようでいて、結構、専門的な知識が必要になってしまいます。ですが、それに囚われてしまって、調査が必要なのに実施しない状態を続けていると、「実施すればざっくりとわかること」ですらわからないのですから、大まかな目的や仮説、ストーリーが構築できた時点で実施してみれば良いのではないでしょうか。後は回収できた情報を分析し、実施方法において不備のあった個所を修正して2回目以降に活かせば良いと思います(あくまでも個人的な意見ですが)。
なお、アンケートの実施方法についてはGoogleなどでキーワードに"アンケート調査 手法"などを指定して検索すると、参考になるサイトがいくつか出てきますので、色々探してみてください(本当は本書籍をお薦めします・・・例えば、コチラなど)。
さて、facebookのクエスチョン機能の話に焦点を当てます。このクエスチョン機能には面白い特徴があります。
- リアルタイムでアンケートの回答状況を見ることが出来る
- 適合する選択肢が無い場合、回答者が自由に選択肢を追加でき、それを他の回答者と共有することができる
- 3.匿名の回答では無く、実名(少なくとも人物を特定できる)誰が何を回答したかがわかる
1.については、回答者が回答する際に、他の人の結果を見ながら回答する、という他のアンケートではあまり見られないスタイルですね。
2.もアンケート収集側が十分な選択肢が準備できていなくても、回答者自らが選択肢を追加できるという点でアンケートをみんなが一緒になって作っていく、あるいはアンケートのエンターティメント的な側面が強調されるような気がします。
3.は実名での回答となるため、回答時に周囲に対して「イイ顔をしたい」という気持ちが働かないとも限りません。さらに、1.や2.との兼ね合いで、他の人がどういう回答をしているかが予め判ったり、影響力のある人の意見によって、回答を左右することもあるかもしれません。が、選択肢の内容によっては影響が出ないのではないでしょうか。ただ、回答者のアイデンティティや存在意義を問うような微妙な設問には向かないのは確かでしょう。
これらの特徴を踏まえて、このクエスチョン機能は単なるアンケート機能だけでなく、「気付きを提供する機能」として使うことも可能ではないかと思っています。もっとも、その方向で明確な成果を得るためにはもっと掘り下げて考える必要があるでしょうけれど。